発表会に向けての自宅練習
- ねいろバイオリン教室
- 8月9日
- 読了時間: 4分

発表会の演奏
本番は、非日常的な時間・空間となっています。
そして、本番は1度きりの一発勝負です。
ステージでの演奏を成功させるために、
悔いの残るステージにしないために、
しっかりと自宅練習をしておきましょう。
練習
・たくさん弾く
練習量が足りないと、直前になって不安に襲われることがあります。
安心して舞台に立てるように、何度も何度も弾いて、体に慣れさせましょう。
「あんなに練習したのだから、大丈夫。」と、自信や勇気に繋げることができます。
・細かいところも詰めて練習をする
普段のレッスンと違う雰囲気に緊張して、いつも通り弾けなくなることもあるので、しっかり練習をしておきましょう。
暗譜
”曲の暗譜”と思いがちですが、その他の暗譜も確認しておきましょう。
適当に暗譜で弾いているうちに間違えて覚えてしまい、直前で焦ることもあります。
・曲
・ボーイング(弓)
・フィンガリング(左指)
・ポジション移動
・テンポ設定
・合図、動き、動作、流れ
・身体の使い方
これらをチェックしておくと安心です。
・とにかく弾き込む
弾きこんでおくと、暗譜が飛んで頭が真っ白になっても、手が勝手に弾いてくれて助かったりもします。
・中間以降もしっかり
最初から弾いてばかりだと、中間以降の記憶が曖昧になって不安になる事があります。
途中からもしっかり確認をして、より暗譜を確実にしましょう。
音量
観客には、静かに聴いていただくようお願いしてありますが、自分も大きな音で弾いて、聴いてくださる方々に届く演奏を心がけましょう。
コンサートホールは広く、観客には音を吸われ、ピアノの音も重なるので、芯のある響きで鳴らせるように練習しましょう。
音量が小さいと自信も減っていき、緊張しやすくなるため、落ち着いて安定して鳴らしましょう。
また、音量が大きいと、実力以上に上手に聴こえることもあります。
表現・音楽性
ただ手を動かして音を鳴らすのではなく、
弓の動かし方、メロディの歌い方や音色までこだわれたら、素敵な演奏ができます。
ぜひ、ピアノの先生と共に、面白い音楽を奏でてください。
きっと観客も喜んでくださいますし、演奏していて楽しいと思いますよ。
自宅リハーサル
・観客の前で弾く
(家族、親戚、友人、ぬいぐるみなど、誰かに聴いていただく。)
・本番の衣装で弾く
(靴や髪飾りも込みで、衣装による動きづらさや、アクシデントが起きないかも確認。)
・間違えても最後まで弾ききる
上手く誤魔化して、最後まで弾ききれるようにしておきましょう。
周りの人は、本番当日のステージを想定して、ヒントは与えず生徒が一人で乗り越えられるように練習しましょう。
間違えたらどうやって立て直すか、家族で作戦を練っておきましょう。
・出ハケやお辞儀、当日の流れにのせて確認
本番のステージ上に立ったら、先生や保護者は手助けができません。
生徒が一人でこなせるように、確認をしておきましょう。
・目印マスキングテープを剝がす
見た目を美しく、写真にもきれいな姿を残しましょう。
もし間違えてしまったら
以下の方法などを使って、何とか最後まで弾ききりましょう。
意外と、観客にはバレないことも多いので、自暴自棄になったり、諦めたりせず、その先の音楽を良くすることだけを考えましょう。
ピアノの先生も合わせてくださいます。
・そのまま復活
バイオリンは止まってしまったが、ピアノは何音か進んでしまった。
しかし、そのまま復活してピアノと合流できたパターン。
ピアノがそのまま弾き続けて、音楽の流れは止まらずに済んだ形です。
・弾きなおし
・バイオリンがどうしてもピアノに合流出来ない
=弾けるところから、弾き始めましょう。
・つっかえたため、思わず弾きなおしてしまった
=そのまま進みましょう。
・弾けるところから
どうしても復活できない場合は、思い出せた場所から弾き始めましょう。
ぐるぐるしたり、再度止まってしまうと、ピアノも合わせられなくなってしまいます。
・ピアノのメロディーを聴く
ピアノでメロディーを教えてくださる場合もあるので、パニックにならずに対処していきましょう。
楽器の状態を確認
特に弦の状態を確認し、不安な方は替えの弦も用意しておくと安心ですね。
良い演奏ができますように
それぞれが、納得のいくステージを奏でられますように。
楽しみに見守りながら、応援しております。
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