自分の演奏を聴いてもらいましょう|発表会特別レッスン
- ねいろバイオリン教室
- 2 日前
- 読了時間: 8分

聴いてもらう経験
発表会というと、”ステージに立って弾く”というイメージが強いと思いますが、
”自分の演奏を聴いてもらう”ことも、子どもたちにとって、とても貴重な経験となります。
こんなことが経験ができます
大切な人に、
知らない誰かに、
たくさんの方々に、
自分の演奏を聴いてもらう。
そうすることで、
・本番での集中力が上がる
・心を込めて演奏するようになる
・拍手を全身で浴びる喜びを感じられる
・自分の演奏について感想を聞くことができる
心からの大きくあたたかい拍手をいただく
自分の演奏を聴いて拍手してもらう体験が、
子どもたちの自信や喜びとなり、
「もっと上手になりたい!」
「次の発表会が楽しみ!」
と、音楽を奏でる原動力となります。
心の支え
練習がイヤだ。
曲が難しくて、細部まで詰めて練習をすることが精神的にキツイ。
「誰も聴いてないだろうし、もう舞台に上がって弾けばそれでいいよね、」と雑な気持ちになってしまう。
そんな風に諦めたり、心が折れそうな時に支えになってくれるのが、
発表会での演奏を楽しみにして、当日聴きに来てくださる大切な人の存在です。
「おばあちゃんに聴いてもらうんだ」
「友達の前でかっこ悪いところは見せられないな」
「ママの知り合いの人も喜んでくれるかな」
そんな気持ちが芽生え、
子どもたちの心を、もう一度立ち上がらせてくれます。
練習や本番の演奏をするためのに、大きな力を生み出してくれます。
未来につながる体験を
せっかくの貴重な発表会。
「ただ発表して終わり」ではなく、将来に向けての”練習の場”となると非常に嬉しいです。
この先、
高校生、大学生、社会人へと成長した時に、
音楽を続けて、友達やサークルの仲間たちとコンサートを開く。
そんな未来が素敵な待っているかもしれません。
発表会のこの一歩が、
生徒たちの未来へと続く、大切な経験になればと願っております。
喜びや楽しさを知る
・大切な人に聴いてもらえるから、練習をがんばれる。
・拍手をもらって、自信がつく。
・ここまで努力してきてよかったと思える。
・特別で大切な思い出になる。
1人で黙々と孤独に演奏している普段のレッスンでは味わえない特別な経験ができます。
たくさんの人々と共に演奏会のひとときを楽しみましょう。
そして、自分たちで演奏会が開ける力につながると嬉しいです。
伝える力の練習
「誰に来てほしいかな」
「どう声をかけようかな」
このように考えることも、コンサートを行う上での大切な経験になります。
せっかくのステージ。
日々の努力の結晶を、一人でも多くの人の心に届けたいですね。
集める力の練習
自分たちで開くコンサートや、部活の演奏会では、
”お客様を呼び、足を運んでいただくこと”は一つの大きな課題となるでしょう。
あや先生の普通科高校時代、チケットノルマに追われている吹奏楽部の友人たちの姿を今でも覚えています。
人を集めること、来ていただくことについても、考えるよい機会になります。
広げる力の練習
バイオリンやクラシック音楽に縁のない方にとっても、演奏会を聴きに行くことは素敵な経験となるでしょう。
「こんな世界があるんだ!面白い!」
「誘ってくれてありがとう」
そんな風に感じて喜んでくださる方もいらっしゃいます。
一緒に音楽を楽しめる方が一人でも増えたら嬉しいですね。
音楽がつないでくれるご縁
あや先生も、
演奏を喜んでくれたり、感動して涙を流してくれた友人たちがいます。
そんな学生時代の友達が、今でも演奏会に来てくれたり、お花をプレゼントしてくれたりと、
音楽が、ずっと長くつながっていける関係性を、人生にもたらしてくれました。
「この人に聴いてもらいたい」という気持ちを通して、
人とのつながり方や、自分が演奏することで楽しんでもらえる喜びも学べます。
演奏や曲への意識も高まり、
観客や作曲家、ステージスタッフや楽器製作者など、
色んな方々への感謝や敬意も少しずつ育まれていくことでしょう。
人間性やセンスがぐんと伸びる成長の機会となります。
安心して演奏できる環境を
あや先生が初めて”緊張”を感じて、思うように弾けなかったのは、小学校高学年の時の発表会でした。
今まで感じたことのなかった感覚に、びっくりして戸惑ったことを覚えています。
発表会は”非日常の空間”
コンサートホールとたくさんの観客。
大きなステージ、照明、独特な空気感といった非日常の状況に、
普段よりも感覚が鋭く研ぎ澄まされることでしょう。
子どもたちは、
・暗譜で演奏する集中力
・緊張やプレッシャー
そういったものを抱え、全身で感じながら、
ステージに上がり、音を出すことになります。
大切な人に聴いていただきましょう
そんな特殊な環境だからこそ、
こんな方々に聴いていただきたいです。
・演奏を純粋に楽しんでくださる方
・静かに音楽に耳を傾けてくださる方
・素直に喜んで拍手を贈ってくださる方
・小さな成長もたくさん褒めてくださる方
・子ども達の一生懸命な姿を応援してくださる方
お誘いの声かけ
生徒たちのここまでの努力を認め、喜び、惜しみなく賞賛の拍手を贈ってくださる、
そんな方々に聴いていただきたいなと思います。
ぜひ、”あたたかい気持ちで見守ってくださる方”をお誘いしてみてください。
「喜び」の経験を積ませたい
過度な期待、嫉妬、批評。
あや先生がこれらと出会った、子どもの頃のバイオリンの発表会。
特に身近な人たちからこのような反応をされると、ショックも大きいものでした。
もちろんそれも人生において重要な経験。
学ぶことも多くありますが、特殊な緊張する場で、その時の精一杯で臨んでいる子どもが、
その重さや辛さを受け止めるのは、なかなか難しく苦しいものがあります。
発表会という場
厳しい意見に「そうか」と気づきを得たり、
「これが私だ。私は私でいいんだ。」と思えたり。
そんな風に、成長の糧になる日がきっと来る。
しかし今、この発表会は、まだまだ成長途中の大切な最初の一歩。
まずは発表会の場で、
”自分にあたたかい拍手を贈ってくれる人たちの中で演奏する体験”をたくさん積んで、
喜びや達成感をたっぷりと感じ、自信を育む。
そうして、毎年発表会で場数を踏み、経験値を上げて大きく成長した後に、
様々な声にあふれる環境に挑戦していけたらいいのではないかなと思います。
発表会では、落ち着いて挑戦できる空気を
だからこそ、この発表会の日は、
子どもたちの努力を素直に応援してくださる方々に囲まれていて欲しいのです。
優しい拍手でいっぱいに満たされた空間で、喜びの感情を体験させてあげたいのです。
拍手は生徒だけではなく、
ステージで一生懸命に演奏をする我が子。
本番の演奏に辿り着くまでの日々には、
生徒のがんばりだけではなく、保護者やご家族の支え、努力があります。
レッスンの送迎、練習への声かけ、親子喧嘩をしながら練習をしたり、
子どもと一緒に悩み、泣き、怒り、つきっきりで励まし…。
そうした幾多の試練と困難を乗り越えてきたその先に、発表会のステージがあります。
だからこそ、演奏に対しての拍手は、生徒だけではなく、
ご家族にも贈られる賞賛の拍手でもあると思います。
演奏を終えて贈られる拍手は、子どもにとっての喜びであると同時に、
保護者やご家族にとっても、ほっと心がほどけたり、
じーんと胸が熱くなる瞬間になるのではないでしょうか。
子ども達にとっての発表会
おじいちゃん、おばあちゃん、
いとこ、親戚、お友達、ママの知り合い。
誰かのために演奏すること、
拍手をもらうこと、
そして一緒に感動を分かち合うこと。
そのひとつひとつが、子どもたちの心に残る「自信」「喜び」「達成感」になります。
バイオリンの上達だけではなく、人生の中で非常に大切な時間となることでしょう。
人に届く音が鳴らせるように
最後列の客席に座っている人の耳に届く音量で弾けるように。
観客の心に響く演奏ができるように。
そんなことも意識しながら練習をしましょう。
とても充実した素敵な演奏に仕上げられそうですね。
あたたかい観客の力を、子どもたちに
子どもたちは日々音に向き合い、一歩一歩自分なりの成長を重ねています。
まだまだ未完成の音も、その子だけの”今の音”です。
小さい手から生まれ、そして消えていく音。
その尊い一瞬一瞬を、大切な方々に聴いていただきましょう。
たくさん積み上げてきた努力と、磨き続けてきた音色、時間をかけて準備してきた発表会。
ぜひ、あたたかく見守り応援してくださる方にお声をかけてみてください。
音楽の時間や空間を、みんなで楽しみましょう
「音楽をきっかけに、人とつながる」
「大切な人と、素敵な時間を過ごした思い出」
それは大人になっても色あせない、
”子ども時代の嬉しい特別な記憶”となって、
いつまでも、どんな時も、心の支えとなるでしょう。
あたたかい眼差しと拍手で包まれる発表会となりますように。
生徒も、保護者も、観客やスタッフも、
会場にいるすべての人が、”人生の宝物のような時間”を過ごせますように。
全員で素敵な発表会を作り上げましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
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