2025年8月|第7回発表会
- ねいろバイオリン教室
- 5 日前
- 読了時間: 6分
更新日:7 時間前

おかげさまで当教室は、今年10周年を迎えることができました。
生徒たちが難しい曲に挑戦できるようになったこと、
本格的にクラシック音楽に向き合える段階まで成長できたこと、
そしてここまで一緒に過ごせたことを、大変嬉しく、また感慨深く感じます。
これからも、より深く音楽の世界を楽しめるように、感性と実力を共に育んで伸ばしていきましょう。
〜生徒ソロ演奏の部〜
はじめの言葉
人魚のうた ウェーバー
冬の星座 ヘイス
アリア スナイエ
協奏曲イ短調より第一楽章 ヴィヴァルディ
協奏曲第一番イ短調 アッコーライ
ファンタジア・アパッショナータよりフィナーレ・サルタレッラ ヴュータン
〜コンサートの部〜
カノン パッヘルベル (生徒アンサンブル)
リベルタンゴ ピアソラ (講師演奏)
表彰式 (初級・準上級進級生/5年・10年継続生)
きらきら星変奏曲 お教室オリジナル編曲 (全員合奏)
おわりの言葉
発表会当日の様子
ここから先
ここから先は、当日に披露するアナウンスやプログラムノートが載っています。
予習したい方は開演前に、
当日の楽しみにしたい方は、終演後にお読み下さい。
生徒ソロ演奏の部
はじめの言葉 Kちゃん(小3)
みなさんこんにちは。本日は大変暑い中、私たちの発表会にお越し下さりありがとうございます。
この日のために一生懸命練習してきました。
今日は練習の成果を出しきって、思いっきり演奏したいと思います。ぜひ最後まで聴いてください。
これから第7回ねいろバイオリン教室発表会を始めます。
人魚のうた ウェーバー
冬の星座 ヘイス
Aくん(小1)
「人魚の歌」は作曲家 カール・マリア・フォン・ウェーバー が書いたオペラ『オベロン』の中に出てくる曲で、人魚たちが歌う、美しくて静かな曲です。
メロディーが滑らかで、人魚がハープで弾いているような感じがするところが好きです。途中で音が抜けてしまいやすい場所があるので、抜けないように気をつけて演奏したいです。
「冬の星座」は、堀内敬三が作詞し、ウィリアム・シェイクスピア・ヘイスの19世紀のポピュラーソング「愛しのモーリー」に日本語の歌詞を付けた、日本の唱歌です。多くの合唱団や児童合唱でも歌われ続け、日本の歌百選にも選出されました。きれいな星座が思い浮かぶようなメロディーが好きです。
ダウン、ダウンで弾く部分があり、弓を戻し忘れてしまうことがあるので、そこに気をつけて頑張りたいです。
今日は初めての発表会ですが、この間のおさらい会で上手に演奏ができ、みんなに褒めてもらえたことが嬉しく、今回も頑張って演奏したいと思っています。
緊張してドキドキしていますが、最後まで聴いてください。よろしくお願いします。
アリア スナイエ
Nちゃん(小5)
これから演奏するアリアは、フランスの作曲家でありバイオリニストのジャン=バティスト・スナイエが作曲しました。
スナイエは、17世紀初頭から18世紀半ばのバロックと呼ばれる時代に活躍した人物です。
バロック音楽というと、対位法という複数の旋律を同時に組み合わせて演奏する技法や、通奏低音というベースとなる低音パートと和音を組み合わせた演奏技法などが特徴です。
この時代に活躍した他の音楽家には、ヨハン・セバスティアン・バッハやアントニオ・ヴィヴァルディなど、その後の音楽の発展に大きな影響を与えた人物がいます。
また、スナイエはフランス生まれですが、イタリアの作曲家トマソ・アントニオ・ヴィターリに教えを受けたことから、フランスの優雅な旋律とイタリアの情熱的な和声を取り入れた独自の作品を多く残したことで有名です。
アリアも強弱がある曲なので、弱く弾く時には優雅に、強く弾く時は情熱的に弾きたいと思います。
私が苦手なところは、3回出てくるピアニッシモです。
ピアニッシモは非常に弱くという意味なのですが、いつも力が入って強く弾いてしまいます。今日は、先生に教えてもらったように腕をタコのように力を抜いて、しっかり強弱をつけて演奏できるようにしたいです。
協奏曲イ短調より第一楽章 ヴィヴァルディ
Kちゃん(小3)
この曲の作曲者ヴィヴァルディはイタリアの作曲家です。
作品は色々な楽器のためのコンチェルトが450曲以上、室内楽曲、教会音楽、オペラ、オーケストラと数多く、ヨハン・ゼバスティアン・バッハに影響を与えました。
今回演奏するバイオリン協奏曲イ短調はヴィヴァルディの「調和の霊感」の中に収められている第6曲目の曲になります。
主題歌を何度も挟みながら曲を展開させるリトルネッロ形式です。イ短調ということで、調号にシャープもフラットもついていないのですが冒頭からシンプルかつストレートな主題が演奏されます。
この第一楽章は力強い弾き始めが難しいです。途中にドルチェやピアノなどの優しい部分も出てきます。強弱や音程に気をつけて弾くのが難しいです。また、ボーイングでスラーがついているとこと、ついていないとこの区別がつきにくいのも難しいです。
毎日一生懸命練習して、難しいところも少しずつ弾けるようになってきました。今日は素敵な演奏ができるようにがんばるので、力強い弾き始めと、音の強弱に注目して、最後までおききください。
協奏曲第一番イ短調 アッコーライ
Yちゃん(小5)
作曲者 ジャン=バティスト・アッコーライ。
アッコーライは1833年にヨーロッパ、ベルギーという国の首都、ブリュッセルで生まれました。
この曲は、アッコーライが作曲した曲の中で、現在唯一広く知られている曲です。華やかなカデンツァはないものの、協奏曲の基本的な形を身につけるのに適したものとして、多くの学習者に演奏されています。
曲の最初は、イ短調の印象的なアルペジオの朗詠風の第一主題です。続いて、第二主題ではイ短調の平行調であるハ長調のほがらかで明るいメロディーを奏でます。私がとくに聴いてほしいのは、曲の中盤の、3連符のスラー奏法が続くところです。ここはテンポを守ったり、音程をあわせたりするのが技術的に難しいところです。アクセントも意識して弾きます。イ長調でなめらかな16分音符のスラー奏法が続いたのち、ミの音のフラジオが美しく響きます。そして最後は、重音で華やかに終わります。
精一杯ひくので、最後まできいてください。
ファンタジア・アパッショナータよりフィナーレ・サルタレッラ ヴュータン
Tくん(高1)

〜コンサートの部〜
カノン パッヘルベル
(生徒アンサンブル)
リベルタンゴ ピアソラ
(講師演奏)
表彰式
(初級・準上級進級生/5年・10年継続生)
きらきら星変奏曲 お教室オリジナル編曲
(全員合奏)
おわりの言葉 Kちゃん(中1)
みなさん、お楽しみいただけましたか。
今日のために、みんなたくさん練習してきました。
その練習の成果を、今日、出すこと、見ることが出来てとてもいい時間だったなと思います。
来年の発表会も、今年よりももっと良くなるように頑張りましょう!
これで、第7回ねいろバイオリン教室発表会を終わります。
主催:ねいろバイオリン教室
指導:Violinist, Aya
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