バイオリンを弾くために必要なものをご紹介します。
少しずつ準備を進め、レッスンや自宅練習を良い時間にしましょう。
□楽器について
■バイオリン本体
■弓
■松脂
■肩当て
■楽器クロス
■楽器ケース
□その他のアイテムについて
■楽譜
■2B以上の鉛筆
■レッスンバック
■譜面台
■チューナー
■メトロノーム
□あれば安心なもの
■替えの弦
■お月謝袋用クリップ
■お部屋の防音アイテム
■バイオリン本体
楽器店で店員さんのアドバイスを聞きながら、
自分の体に合う楽器を購入されることをおすすめします。
■初心者セット販売
初心者セットで、本体・弓・ケースの3点セットなども楽器店で売られています。
■耳の発達
特にお子様がバイオリンに積極的な場合は、
耳がとても発達する大切な3~6歳の間を、”安価”で選ばず、”素敵な音が鳴る楽器”を準備して、才能を伸ばすサポートをしてあげるのも良いのではないかなと思います。
お気に入りのバイオリンで、楽しく上達したいですね。
■分数楽器
幸い、バイオリンには子ども用の分数サイズの楽器があります。
体の成長に合わせて、サイズアップをして準備していくため、
一回の買い物で、最高の楽器を選んで購入する必要がないところは、メリットともいえるでしょう。
「次の楽器は、もっと大きい音が鳴りやすい楽器を選ぼう」
「明るい音で響きやすいバイオリンが欲しいな」
「今の楽器より軽くて、体に負担がかかりにくく、弾きやすい方が良さそう」
など、サイズアップを機に少しずつ相性の良いバイオリンに近づいていくのも良いかもしれません。
■インターネットでの購入はおすすめいたしません。
「安く手軽に購入したい」と、
インターネットやフリーマーケットアプリで購入すると、状態が悪く、修理や買いなおしが必要になり、逆に高くつく場合もあります。
また、なんと私の友人の楽器が、盗まれて出品されていたこともありました…。
別の友人も、「私の弓だけ盗んで何する気なんだろう。」と言っていましたが、…まさか…。
■安いバイオリンの思い出に残っているエピソード
・どうしても音程が合わない
・指板(しばん)が剥がれ落ちた
・部活でバイオリンを始めた高校時代の友人。
その母の「あの時、もっと良いフルサイズ(大人用のバイオリン)を買ってあげればよかった…」という嘆き
■楽器レンタル
レンタルも便利ですが、自分の楽器を準備した方が、上達しやすい傾向にあります。
壊してしまった場合なども、気になるところですね。
■楽器屋さん選び
お店のホームページを見て、
・バイオリンの販売をしているか
・分数楽器を取り扱っているか
・バイオリンの種類は充実しているか
・お値段やセット内容
この辺りを確認すると良いと思います。
掲載写真やブログなどで、
・お店に入りやすそうか
・店員さんに相談しやすそうか
などの雰囲気も見ておくと安心ですね。
楽器を壊してしまった時の修理、身長が伸びた時のサイズアップなども踏まえて、
行きやすい、都合が合う、などの楽器屋さんを選べると、尚良さそうです。
■楽器屋さんに、お問い合わせ
事前に店舗に確認の連絡を取ることが出来れば、
・楽器をいくつか用意してもらえる
・試奏させてもらえる
・店員さんが一緒に選んで下さる
・分数楽器のサイズを見ていただける
など、楽器店にサポートしていただけたりもしますので、安心ですね。
また、
・ホームページが更新されておらず、今現在は楽器を取り扱っていなかった
・タイミングが悪く、あまり種類が選べなかった
・店員さんが対応できない日時に出向いてしまった
などの事態も避けられそうですね。
■弓
初心者用に、本体とセットで販売されていることが多いです。
弓によっても鳴る音や弾きやすさが変わってきます。
自分の体格などに合わせて、弾きやすい・鳴らしやすい弓が良いですね。
重すぎる弓は、特に子どもや女性は演奏しにくいと思います。
■松脂
とても長持ちします。
しかし、ぶつけたり、落としたりすると、粉々になってしまうため、注意しましょう。
良い音が鳴るように、適度に弓の毛に塗りましょう。
毛替えしたばかりの新しい弓毛には、たっぷりと松脂を塗らないと音が鳴りません。
■肩当て
楽器が構えやすくなるものを準備しましょう。
1人1人骨格や体型は違いますし、子どもの成長は早く体もどんどん変化していきますので、高さ・幅・角度の3つが調整できるものがおすすめです。
肩当てもケース内に入れられれば、レッスンや発表会での忘れ物もしなくて済みますね。
入らない場合、ケースに巾着袋を括りつけて、肩当て入れにしていた生徒もいました。
レッスンバックに出し入れするよりも、忘れない・なくさない良いアイディアだなと思います。
■楽器クロス
汗拭き用と、松脂を拭く用の2枚準備しましょう。
汗拭き用では、手や首の汗や、手の汚れなどを拭き取りましょう。
松脂用では、演奏後に飛び散った松脂の白い粉を拭き取ります。
松脂が固まったり、べたべたにならないうちに、毎回楽器をしまう前に拭きます。
また、べたべたする松脂用で楽器の全体を拭かないように注意しましょう。
違う色の楽器拭きを用意した方が、間違えずに済みますね。
■楽器ケース
保管や持ち運びのことを考えて選ぶと良いでしょう。
自宅練習が楽しくなる美しく可愛いケースもあれば、持ち運びが楽な軽くて小さいものもあります。
帰省などで飛行機に乗る場合は、機内持ち込みが可能かも大切ですね。
発表会の時には、舞台袖に持ち込むため、鈴や音が鳴りやすいキーホルダーはつけないようにして、他の人の演奏の妨げにならないようにしましょう。
■楽譜
音階や練習曲、曲が載っている教本でレッスンを進めていきます。
ねいろバイオリン教室では、これまで出会ってきたバイオリン学習者の苦手や得意を分析して製作した教室オリジナルの教本の他、
『子供のためのバイオリン教室』
『篠崎ヴァイオリン教本』
『新しいヴァイオリン教本』
『カイザー』
を主に使用して、じっくり丁寧にレッスンをしております。
それぞれの生徒に合った教材をその都度お伝えいたしますので、ご準備をお願いいたします。
■2B以上の鉛筆
見やすく、紙を彫らず、楽器を持ったまま斜めに傾いた譜面台上の楽譜にさっとメモをしやすい2B以上の柔らかく濃い鉛筆にしましょう。
薄く固い鉛筆やシャープペンシル(薄く細くてパッと読みにくい、筆圧が必要、紙を彫って跡になる)、ボールペンや蛍光ペン(消せない)は使わないようにしましょう。
消せるボールペンも、汚くなってしまうので避けましょう。
ねいろバイオリン教室では、子どもにも分かりやすくレッスンを進めるために、初めのうちは色鉛筆も使用します。
赤と青の色鉛筆もご持参ください。
色鉛筆も消しにくく、書き込みすぎるとカラフルすぎて読みにくくなってしまうため、徐々に鉛筆のみで楽譜が読めるようにレッスンしていきましょう。
■レッスンバック
子どもが持ちやすく、かつ楽譜がスムーズに出し入れしやすいサイズのものがおすすめです。
自宅を出る時や、レッスンの準備、次のレッスン生との交代時、発表会など、速やかに行動しなければならない時、緊張して焦っている時に使用しやすいものだと安心ですね。
■譜面台
自宅練習用に、楽譜を置くための譜面台を用意しましょう。
机に楽譜を置いて練習していると、前かがみになり姿勢が悪くなってしまいます。
持ち運びに便利な、軽量でコンパクトに折りたためるものは、パーティでの演奏や帰省先での練習等、自宅以外で弾く際に活躍しそうです。
黒の譜面台は、合奏やオーケストラの演奏をする際に、周りと馴染み悪目立ちせず使いやすいです。
カラーのものは、「パパがピンクの譜面台買ってくれた!」「私の譜面台は紫なの!」と自宅練習のモチベーションアップにつながっているようです。
■チューナー
バイオリンの音程を442Hz(ヘルツ)で合わせる《チューニング(調弦)》のために使用します。
弾き始める前に、毎回チューニングをしましょう。
特に、夏や冬、弦を張り替えたばかりの時は音程が狂いやすいです。
音楽大学の管弦楽の授業の時に、先生が仰られていた印象深い例え話が1つ。
「性能の良いチューナーを買おうね。ダイエットしている時に、40㎏の次が50㎏、60㎏の体重計じゃ嫌でしょ?」
なんとなく、ざっくりだと、体重計の役割を果たしていないですね。
メトロノームと一体型となっているものは、置き場所も小スペースで済み、持ち運びにも便利です。
■メトロノーム
一定のテンポで弾けるように練習するため使用します。
ピアノ伴奏や合奏などで、周りと合わせて弾けるように、日頃からテンポを意識して練習しましょう。
チューナーと一体型の、小型なデジタル式のものがあります。
性能が良い上に、可愛いデザインのものもあり、練習が楽しくなりますね。
■替えの弦
突然弦が切れることもあるため、特に発表会や演奏会シーズンは、予備の弦も持っていれば安心ですね。
弦によって、音色や音量、弾きやすさ等も変わっていきます。
また、弦も消耗品なので、劣化していきます。
錆やほつれがある場合は、楽器本体や演奏者の指や体を傷つけてしまうため、弦の張り替えをしましょう。
弾きにくい、音が鳴りにくい、音程が取りづらい時も交換のタイミングです。
3ヶ月~1年に1回は弦交換したいですね。
■お月謝袋用クリップ
レッスンバックの中で逆さになり、レッスン謝礼、特に小銭がなくなってしまうこともあるため、クリップをつけておいたら安心ですね。
■お部屋の防音アイテム
防音室や防音窓の取り付けをしなくても、防音・遮音のカーテンや、壁・ボード、床・マット・カーペットなどでも効果はあります。
近隣の状況や練習時間に応じて、工夫されてみて下さい。
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